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薬剤師の後輩指導ってどうするのが正解?|素敵な先輩薬剤師になるための方法

後輩を持つことになったけど、どう指導すればいいんだろう…

後輩に間違った注意をしてしまって、自分が情けない…

後輩を指導する立場になった時、このような悩みを感じたことはありませんか?

  • 自主的に動いてくれない
  • 説明しているのになかなか分かってくれない
  • 自分の教え方が悪いのだろうか

このような悩みは、指導者にとっては必ず直面する悩みです。

私も指導者として多くの新人薬剤師と教育係を見てきました。

私自身も後輩への注意で何度も失敗し、家で寝る前まで引きずった経験はかぞえきれないほどあります…

そんな年数だけは無駄に長い私ですが(笑)、その分たくさんの教え上手なトレーナーを見てきました。

そこで気づいた共通点はひとつ。

「後輩が将来一人で不自由なく働けること」をゴールにしているということです。

本記事ではその経験をもとに、今日からすぐ使える知識をお伝えします。

この記事を最後まで読むころには、

  • 後輩指導に迷わなくなり、
  • 「この関わり方でいい」と自信を持って動ける

ようになります。

ぜひ最後までご覧くださいね

わざわざ後輩指導について調べているあなたは、とっても真面目で後輩思いの薬剤師さんです。
そんな先輩の姿は、後輩にしっかりと映っているはずです。

書いている人

薬師のお悩み図書館』館長

薬剤師歴7年目

管理薬剤師・マネージャー経験あり

後輩指導の失敗経験も数知れず

こちらもおすすめ

本サイトでは、

  • 環境に左右されない
  • 理想の働き方を実現する

「生き方上手な”賢い”薬剤師」になることを目指しています。

「将来このままでいいか不安だな、、」という方は、別の『生き方上手な”賢い”薬剤師の魅力』も合わせてご覧ください。

目次

薬剤師の後輩指導に「完璧な正解」はない

これから指導する不安な方

「失敗した」と落ち込んでしまっている方

まず最初に伝えておきたいことがあります。

それは「完璧にうまくやろうと思わなくて大丈夫」ということです。

指導で一番に大切なことは「後輩がこの先、薬剤師として不自由なく働ける」ようになることです。

ここを目標にしている限り、細かい指導ミスや不安は気にしなくても問題ありません。

そもそもこの記事を読んでいる時点で、あなたは「後輩のために」と考えている素敵な先輩です。

わざわざ調べているくらいですから、後輩への愛情も責任感もちゃんとあります。

どうでもいいと思っている人は調べもしません

完璧な指導者を目指すと苦しくなります。

目標は「後輩が独り立ちできること」として徐々にブラッシュアップしていくのがおすすめです。

指導上手な薬剤師に共通する5つの特徴

薬剤師の指導トレーナーを見ていると、

後輩1

あの人の教え方はわかりやすい

後輩2

あの人に教えてもらったから上達が早い

という声を耳にすることはありませんか?

私自身も、教え方の上手な薬剤師が患者さんに説明する場面を横で聞いていて、思わず「なるほど」と思ったことが何度もありました。

多くの先輩薬剤師を見てきて気づいたのは、「指導が上手い人」には共通点があるということ。

ここでは、厳しい人でも優しい人でも、後輩から信頼される指導者に共通する次の5つの特徴を紹介していきます。

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後輩の性格や価値観に合った進め方をする

教え方のうまい薬剤師は、後輩一人ひとりに合った指導ができます。

つまり、自分の指導スタイルにこだわるのではなく、相手がどう伝えてほしいかを優先する。

そんな相手本位の姿勢が、教え方のうまさの本質だと思います。

たとえば後輩の受け取り方には、以下のような違いがあります。

最後まで丁寧に
説明してほしい
とりあえず全体像を
先に知りたい
自分で考えて
動きたい
作業の理由を
知りながら進めたい

このように、一つ後輩と言っても様々なタイプがいます

この価値観に合わせて教え方を工夫して伝えると、後輩の理解度は大きく向上します。

そのため、日々の雑談や仕事中のやりとりから、

この人はどんな価値観で動いているんだろう

と観察してみましょう。

まずは後輩の性格・価値観を知るところから始めると、おのずと指導方法も見えてきますよ。

ちなみに

性格を把握する補助として、MBTI診断のような性格分類に当てはめて考えてみるのもおすすめです。

分類わけをすることで仮説を立てられるので、自分の頭の中を整理することができますよ。

相手に直接聞くのではなく、何気ない会話から自分の中で分類していきましょう。

タイプ別の具体的な声かけは、後の「タイプ別・今日から使える指導テクニック」でくわしく解説します。

間違いを認められる

指導の間違いを認められるトレーナーも教え方が上手な傾向にあると感じます。

ごめん、さっきの間違ってた

とサラッと言える先輩は、後輩から圧倒的に信頼されます。

その後に正しい情報も提示すれば、指導としてもより良いものになります。

指導において重要なのは、自分のプライドではなく、後輩の成長です。

「事実」と「仕組み」で指導する

信頼の厚い先輩は、感情で叱るのではなく、事実と仕組みで指導する傾向にあります。

感情的に叱る/信頼の厚い先輩 :例
感情的に叱る信頼の厚い先輩
事実の伝達「なんでいつも遅れるの?」「10時の会議に5分遅刻しているよ」
(客観的事実を伝える)
理由・影響の共有「やる気あるの?」「何があった?これだとクライアントを待たせてしまうよ」
理由をヒアリングし、周囲への影響を教える
行動・仕組み化「次は気をつけてね」「次からは5分前にアラームを鳴らそう
(精神論ではなく、次からの具体的な行動を決める)

このように、怒るのではなく、「次はどうするか」という問題解決に100%集中して話をします。

その結果、後輩は間違えた事実を理解するとともに、次にどうしたらよいのかが明確になります。

ローカルルールと一般ルールを分けて伝える

教え上手な薬剤師は、ローカルルールとマニュアルを分けて伝えることができてます。

後輩は”何が基本”で”何が応用”かが分かっていません。

そんな中で、ローカルルールをマニュアルと同じ温度感で伝えると知識が取っ散らかってしまいます。

教え方上手なトレーナーは、ここを明確に分けて説明しています。

トレーナー

マニュアルは000。

でも、実際は×××をしています。
なぜなら△△△という理由からです。

そうすることで、基本の共通ルールをわかったうえで、応用を理解することができます。

「これはうちのやり方ね。他の薬局だと違うこともあるよ」
と一言添えるだけで、後輩のキャリア全体を見据えた指導になりますよ

教えるより一緒に考える

「これはこう」と答えだけを教える指導は、短期的には早いですが、後輩の考える力を奪います。

「どうしたらいいと思う?」「なんでそうしたの?」と問いかけて、一緒に考える時間を作ってみてください。

自分で考えて答えを出す練習をしておくと、いざ指示する立場になった時に冷静に正確な指示を出せるようになります。

遠回りに見えて、これがいちばん後輩を成長させる近道です。

最初はゆっくりでも、長い目で見守ってあげることがおすすめです。

”なぜ”を問いすぎると、後輩は責められている気持ちになることもありますので、適度に質問しましょう!

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後輩指導の基本ステップ──配属直後〜半年でやること

配属から半年。この時期にどう関わるかで、後輩の成長も信頼関係も決まります。

ここでは、優秀なトレーナーの姿と自身の指導経験をもとに、時期別の「やるといいこと」を紹介します。

新入社員の場合、まだ薬剤師免許が届いていないことがあります。

ここでは免許が届くのが早かった場合を想定して、私が実際にやってきたことと、「この先輩のやり方はいいな」と感じたことを紹介していきます。

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最初の3日間:観察と関係づくり

最初の数日は、後輩の状態はカチコチのはず。

仕事を覚えていけるだろうか

職場の人たちとうまくやれるだろうか

そんな時は、逆に業務のことは忘れて、まずは関係性を深めることに集中しましょう。

今は業務をガッツリ教える時期ではありません!

伝えるとしても、全体スケジュールくらいにとどめるのがおすすめです。

まずは、みんながどんな仕事をしているのかを見せて、職場の空気感を掴んでもらいましょう。

私の体験談

ある先輩薬剤師は、後輩の初出勤時「今日は仕事の話はしません。」と宣言するそう。

そして、その日はお互いのことを知るための雑談に徹する。

ちゃんと働きだしたら、そんな時間は取れないですよね。
後輩も環境に慣れやすいし、とてもいい方法だなと思いました!

最初の1ヶ月:大きな枠組みを伝えつつ、できることをやってみる

1週目を過ぎたら、薬局という場所の全体像を教えていきます。

受付から薬を渡すまでの流れ

保険制度の基本

「薬局はそもそも何のためにある場所か」というあり方

こうした大きな内容を伝えながら、できる仕事は少しずつ任せてみましょう。

本を読む時と一緒で、大きい見出しを理解してから小見出しを見ると内容が深く入ってきやすいです。

ここで大事なのは、失敗してもいいよと最初に伝えておくこと。

もし失敗しても、内容については冷静に説明し、その上で「挑戦した勇気」をしっかり褒めてあげてください。

後輩にとって新しいことを「やってみた」ということも大きなチャレンジ。
温かい目で見ていきましょう!

2〜3ヶ月目:「やってみせる→説明→やらせる→フィードバック」

この頃から、調剤・鑑査・服薬指導といった複雑な業務に入っていきます。

このタイミングでは以下の4ステップで進めることをおすすめします。

  • まず自分が手本を見せる
  • なぜそうするのか「Why」を説明する
  • 実際に後輩にやらせる
  • 良かった点と改善点をセットでフィードバック

このサイクルを業務ごとに繰り返すことで、後輩は「型」と「理屈」を同時に身につけられます。

可能ならば

可能なら、トレーナー以外の薬剤師にも声掛けをして、指導してもらうようにお願いしておくことも良い手段です。

人によって色々な教え方があるので、同じ内容であっても理解度が深まります。

半年〜:相談される関係を保ちつつ、信じて任せる

半年経つと、後輩はある程度一人で動けるようになります。

ここで先輩がやるべきことは、

  • いつでも相談できる存在でいながら
  • ある程度自分で考えさせる

ことです。

過保護にならず、放置もせず、「困ったときに後ろにいてくれる安心感」を維持するイメージです。

この距離感こそが、後輩が将来一人で巣立っていくときに困らないための、大切な準備期間になります。

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絶対にやってはいけないNG指導5選

ここからは逆に、私が経験してきたこれだけは絶対にやってはいけないNG行動をまとめます。

ぜひ自分の指導を振り返るチェックポイントとして使ってみてくださいね

  1. 他の新人薬剤師と比較する
  2. 「前も言ったよね」と責める
  3. 忙しさを理由に指導を後回しにする
  4. 感情的に叱る
  5. 完璧を求めすぎる

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他の新人薬剤師と比較する

他の新人との比較は、後輩の自尊心を一気に下げてしまいます。

例えば、

○○さんは1ヶ月でこれができたよ

このような発言です。

人それぞれ得意・不得意も、成長スピードも違いますし、学んでいる環境も違います。

そのため、基本的に他人との比較を伝えることは悪手と言えるでしょう。

ちなみに

他人との比較でほめることも、避けた方が無難です。

比較によって得られる優越感は一時的なもの。

ミスをしたときに他人の目が気になるようになったり、比較された相手の耳に入ればその後輩のストレスにもなりかねません。

ほめる場合も、比較は使わないようにしましょう。

「前も言ったよね」と責める

これを言われた瞬間、その後輩はもうあなたには質問してこないでしょう。

やがて関係もぎくしゃくし、後輩の教育どころではなくなってしまいます…

薬剤師は、安心安全な医療を提供する必要があり、調剤薬のミスは許されません。

このような後輩が不安なのに確認が取れない環境は、ミスを誘発し、調剤ミスにつながる危険性が高くなります。

何度も同じ質問をされて腑に落ちない気持ちもわかりますが、根気よく伴奏してあげるのが、できる先輩薬剤師の姿です!

忙しさを理由に指導を後回しにする

「あとで教えるから」「今は時間ないから」が口癖になっていませんか?

後輩からすると、

後輩

自分は二の次なんだ…
私のせいで邪魔しちゃいけない…

と感じて、結果として質問することをやめてしまう可能性があります。

とはいっても、外来混雑やクレーム対応など手が離せない状況もあると思います。

そんな時は、せめて「○時になったら30分時間とるね」と具体的に約束しましょう。

大体の予定を教えてもらえると、後輩も自分を見てくれていると感じやすくなります

感情的に叱る

感情的に叱ってしまうと、後輩の頭を恐怖でいっぱいにしてしまう可能性があります。

こうなってしまうと、トレーナーが伝えたかった「なぜダメなのか」という本丸が頭に入りません

目指すべきゴールは「怖がられること」でも「苦労をわかってもらうこと」でもありません。

後輩に一人前になってもらうこと」のはずです。

後輩が「なぜミスをしたのか」を、

  • 根本から理解させ、
  • 自ら再発防止に取り組めるよう導く

——それがトレーナーの本来の姿です。

完璧を求めすぎる

新人に完璧を求めても無理です。

あなただって新人時代は完璧ではなかったはずです。

合格ラインを少し下げて「ここまでできれば十分」とハードルを明確にしてみましょう。

後輩は、安心して挑戦できるようになるはずです。

ポイント

完璧にしなきゃと思うほど、うまくできなかったり、ミスしたりするものです。

全ての行動を受け止めてあげるつもりで指導してあげると良いかもしれませんね!

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タイプ別・今日から使える指導テクニック

後輩の性格を観察したら、次はタイプに合わせた声かけを試してみましょう。

ここでは大きく3タイプに分けて、それぞれに刺さりやすいアプローチを紹介します。

ぜひ自分の後輩を想像してから見てみてくださいね!

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どんなタイプにも使える万能テクニック

タイプを問わず、明日から使える基本テクニックがこの3つです。

  • 「Why(なぜ)」をセットで伝える
  • ポジティブサンドイッチ
  • オープンクエスチョン

この3つを意識するだけで、意外と納得してくれたり、前向きに学んでくれたりすることが増えるはずです。

指導法ポイント
Why(なぜ)をセットで伝える指示に加えて、「なぜそうするのか」の理由を添える
ポジティブサンドイッチ「褒める ➔ 改善点 ➔ 褒める」の順番で伝える
オープンクエスチョン相手に自分で考えさせる問い方をする

よく言われている有名なものばかりじゃん!

と思われるかもしれませんが、しっかりと意識して組み込んでみると、意外と効果が高かったりします。

ぜひ騙されたと思って、一度取り入れてみてくださいね!

慎重タイプ(不安が強くミスを恐れる)への声かけ

慎重タイプは自信がなく、「失敗したらどうしよう」という感情が強いです。

このタイプにはフォロー体制の協調をすると安心して取り組んでくれることが多いです。

失敗しても私が見ているから大丈夫だよ!

不安なことがあったらいつでも聞いていいから、とりあえずやってみな!

このように失敗へのフォローがあるという確信が持てると慎重な後輩は動きやすくなります。

小さな成功体験を意識的に積ませて、自信を少しずつつけてあげましょう!

積極タイプ(自信があり成長を急ぐ)への声かけ

積極タイプは、どんどん挑戦したがる反面、基礎を飛ばしがちです。

このタイプには、作業の根拠(WHY)も一緒に伝えることがおすすめです。

教えたことを自ら率先して挑戦するのは良いことですが、根拠を理解していないと、応用が利きません。

後輩の積極性を尊重しながらも、考えるの力を身につけさせてあげましょう!

マイペースタイプへの声かけ

マイペースタイプは、自分のリズムを崩されるのを嫌います。

このタイプには、ゴールだけ明確に伝えて、過程は任せるのがおすすめです。

いつまでに、ここまでできていればOKです!

大切なのは、自分の思い通りに教育が進むことではなく、最終的に後輩が一人前になることです。

このタイプは経験上、細かく口を出さない方が、結果的に伸びることが多い印象です。

常に見守りつつも、自由に学ばせる、理解のあるトレーナーになりましょう!

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「間違った指導をしてしまったかも」と思った時の引きずらない技術

あの注意、間違ってたかも

あの言い方はキツかったかな

と、家に帰ってからも引きずったことはありませんか?

私は痛いほど経験があります…

ここでは、今まさにこの気持ちで悩んでいる人に向け、その気持ちを切り替える方法をお伝えします。

これから後輩を持つ方も必ず直面するので、ぜひ参考にしてみてくださいね

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1〜数ヶ月目で完璧な指導者などいない

完璧な指導者なんてどこにもいません。

そもそも、間違った注意をしてしまったことに気づけて、こうやって落ち込めているということ。

それは、あなたがすごく真面目で、後輩のことを大事に思っている証拠です。

そんな先輩に教えてもらえる後輩は、本当に幸せだと思います。

何も悩まない先輩のほうがよっぽど怖いです

自分はやれるだけのことはやっている

こう思うだけでもだいぶ気持ちが楽になるはずですよ。

後輩はあなたが思うほど気にしていない

「なんであんなこと言ったんだ」と家に帰ってもずっと頭の中で再生される、あの感覚。

すごく辛いですよね…

その一方で、当の本人である後輩は、あなたが思っているほど気にしていないこともよくあります。

むしろ、「あ、先輩でもこういうことってあるんだ」と感じて、「自分も完璧じゃなくていい」という親近感や安心感を持った、まであります。

私の体験談

指導で間違ったことを教えてしまって、頭がぐるぐる、、。

翌日「ごめん、調べ直したら違ってたわ」と素直に伝えました。

すると、その後輩は逆に「そこまで気にさせてしまって申し訳ありません。教えていただいてありがとうございます」と言ってくれました。

その後、今までずっと考えていたのに、全く悩みがなくなりました

考えても答えが出ない悩みは、時間を決めて手放す

頭でわかっていても気持ちが整理できない夜は、思い切って自分にこう問いかけてみましょう。

今、その問題を考えて解決しますか?

「あの時こう言えばよかった」は、もう過ぎたことなので変えられません。

変えられるのは、これから自分がどう動くかだけです。

そこで、おすすめなのが「悩む時間を区切る」こと。

  • 「今夜0時までは考えてOK、それ以降は寝る」と決める
  • 「自分が変えられること」と「変えられないこと」に分けて考えてみる
  • 変えられないことは「もう手放す」と声に出す

このステップを踏むことで、無駄にモヤモヤ悩むことがなくなります。

よし。明日あったら後輩に000と指示を訂正して謝ろう

以上、もう今日は考えるの終わり!お休み!

色々と悩んでしまうのは、性格が原因ではなく、引きずらない技術を持っているかどうかです。

何度か練習すると、自然とその思考が身についていきますので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。


そして、もし「自分が変えられることか否か」を考える時に、

指導する余裕すらないほどに忙しい

職場の雰囲気自体が指導しにくい

という環境に原因があると感じるなら、一度ストップ。

環境要因が原因である場合、自分でできる改善策を考えても、状況が良くなることはほとんどありません

環境要因については、自分が原因か、会社が原因なのかを冷静に考えて答えを出す必要があります。

少しでも当てはまるなら『自分のせいか会社のせいか見極める方法』の記事も併せてご覧ください。

\ここまでのまとめ/

「素敵な先輩薬剤師度」セルフチェック。当てはまるものをタップしてみてください。

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よくある質問

ここからは、薬剤師の後輩指導についてよくいただく質問にお答えします。

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はじめて後輩を持ちます。最初の1週間で何をすればいい?

業務を詰め込むよりも、まずは「観察」と「関係づくり」に時間を使いましょう。

みんながどんな仕事をしているのかを見せ、全体スケジュールだけ共有する程度で十分です。

「困ったらいつでも聞いてね」と安心感を渡すのが最優先です。

後輩に間違った注意をしたあと、すぐに訂正するべき?

気づいたタイミングでなるべく早く、軽く訂正するのがおすすめです。

時間が経つほど切り出しにくくなります。

「さっきの違ってたわ、正しくは○○ね」と短く伝えるだけで十分。

むしろ素直に訂正できる先輩のほうが信頼されます。

訂正するときの言葉、どう切り出せば自然?

「あ、ごめん。あとで調べ直したら、正しくは○○だったわ」が一番自然です。

ポイントは深刻にしすぎず、サラッと伝えること。

「自分も学んだ」というニュアンスで言うと、後輩にとっても受け取りやすくなります。

後輩との関係が悪くなった気がする、どうすればいい?

多くの場合、自分が思っているほど関係は悪くなっていません。

次に会ったときに普通のトーンで話しかけるのが一番です。雑談を挟んで、いつもどおりに接するだけで、関係はゆっくり戻っていきます。

後輩のタイプを見極めるコツは?

雑談中の話し方や、ミスをしたときのリアクションを観察するのがコツです。

決めつけず、「今日はこのタイプかも」と仮説を更新しながら接するのがおすすめです。

後輩が落ち込んでいたらフォローはどうすればいい?

「ミスは誰でもするよ、私も新人の頃よくやってた」と先輩自身の失敗談を軽く話すのが効きます。

アドバイスより共感が先。

落ち着いた頃に「次から気をつけたいポイント」を一緒に整理してあげるのがベストです。

自分が指導役に向いていないと感じる、辞めたほうがいい?

「向いていない」と感じる時点で、あなたは真摯に向き合っている証拠です。

本当に向いていない人は、悩むことすらしません。

少し時間をおいて、職場環境にも原因がないか冷静に振り返ってみてください。

ベテラン薬剤師でも間違った注意をすることはある?

もちろんあります。

薬剤師は日々ガイドラインや薬機法が更新される仕事です。

何年やっても完璧な知識を持ち続けるのは不可能。

ベテランほど「自分も間違うかも」を前提に動いています。

知識不足を感じる、どう勉強すれば後輩に教えられる?

後輩に教える前提で勉強すると、知識が一気に定着します。

添付文書・インタビューフォーム・ガイドラインを一緒に開いて確認する習慣をつけてください。

「一緒に調べよう」が一番の勉強法です。

何度も同じミスを注意してしまう、どうしたらいい?

同じミスが続くなら、注意の仕方ではなく「仕組み」を見直すタイミングです。

チェックリスト化したり、手順書を一緒に作ったり、根本原因を後輩と一緒に分析してみてください。

何度も注意するより圧倒的に効果的です。

まとめ:素敵な先輩薬剤師は、完璧じゃなくていい

ここまで、薬剤師の後輩指導について長くお伝えしてきました。

本記事で一番にお伝えしたいことは、

後輩を一人前にすることをゴールにしておけば、
教え方は完璧じゃなくてもいい

ということです。

これから後輩を持つあなたも、すでに失敗して悩んでいるあなたも、完璧な先輩を目指す必要はありません。

本記事で紹介した、

  • 後輩を指導するときのコツ
  • 後輩タイプ別のテクニック
  • 間違えた指導をした時に考えたいこと

を参考に「一緒に成長していこう」というスタンスで後輩と接してみてください。


そして、もし

どう指導しても職場の雰囲気が改善しない

指導する余裕すらないほどに忙しい

という悩みがあるなら、それは職場環境の問題かもしれません。

その状態で、自分で工夫を続けてしまうと、消耗するだけで、一向に改善しないこともあります。

少しでも当てはまる場合は、一度、『自分の問題か環境の問題かを見極めてみる』のもおすすめです。

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