
一人薬剤師で一包化…
忙しすぎてパンクしそう…
一人薬剤師で勤務していると、
- 管理業務や在庫管理までも同時並行…
- 一包化しなきゃなのに疑義紹介もしなきゃ…
など過度なマルチタスクが発生することが良くあります。



私も多くの店で一人薬剤師を経験し、
数々のしんどい体験をしてきました…
このような一人薬剤師の状態で一包化が重なると、まさにパンク状態になりやすく、ミスを誘発しやすくなります。
そこで本記事では、
など”計11種類”もの対策を幅広く、網羅性高く紹介しています。
最後まで見るころには、一人薬剤師でも落ち着いて一包化ができ、大きなミスも起こしにくいマインドになっているはずです。
一人薬剤師の方はもちろん、一包化業務に関わるすべての方に役立つ内容をまとめていますので、ぜひ最後までご覧ください。


一人薬剤師の時の一包化は、何よりもしんどい


一人薬剤師の勤務。
- さっきまで静かだったのに、急な混雑…
- このタイミングで一包化?
どう回せばいいんだ……
一包化が重なると、それだけで一気に業務の負荷が跳ね上がりますよね。
さらに、全てのことを”一人”で”同時”に進める必要があり、
● 外来対応や電話
● 薬の在庫確認
● 薬局の運営業務
● 待ち時間の説明
● クレームの対応
など作業量は膨大な作業を抱えながらも、



早くしなければならない…
待たせてはいけない…
ミスは絶対にできない…
という相反する要求を同時に背負うことになります。
このような状況で、「ミスをしない自信はあるか」と聞かれて、胸を張って「大丈夫」と言える人は多くないでしょう。
つまり、ここで感じる怖さやしんどさは、
それは能力不足ではなく、
状況そのものが生み出している負荷
であることがほとんどです。



一人薬剤師の一包化で業務過多になるのは当然!
どうか自分を責めないで上げてくださいね
そんな方に向けて、本記事では、事前準備から患者対応まで幅広く対策を紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
※ もしこの状態が一時的ではなく、
- 常に限界
- 他と比較して明らかに業務過多
- 上司に相談してもうやむやにされる
などの状況ならば、その問題は自分で解決できる範疇ではない可能性もあります。
別の『自分で解決すべきか判断する方法』の記事で徹底解説しています。
少しでも当てはまる方は、ぜひあわせてご覧ください。


一人薬剤師で一包化の処方箋が「来た時」の対策


ここからは一包化の処方箋を受け付けた時の対策を紹介していきます。



どれもすぐ実践できるので、ぜひ試してみてくださいね!
患者さんに時間がかかってしまうことを説明する


一人薬剤師で一包化が出たときは、処方箋を見た段階で、できるだけ早めに患者さんへ説明することが大切です。
このときのポイントは、言い訳や愚痴にならないように、配慮を添えて伝えることです。
例えば、
● 一包化があること
● 内容の確認に時間がかかること
● 現在は一人で対応していること
これらは隠す必要のない事実です。
「申し訳ありません」という気持ちを添えつつ、状況として伝えましょう。
伝え方の会話例
「こちら一包化の処方になっておりまして、内容の確認と準備に少しお時間をいただきます。
現在一人で対応しているため、◯分ほどお待ちいただく形になりますが、よろしいでしょうか。
せっかく来局いただいたのに、ご不便をおかけしてしまい、大変申し訳ございません。」
このように伝えるだけでも、
患者さんの受け取り方は大きく変わります。



とはいっても、
説明が億劫で、意外と後回しにしがちな行動ですよね…
一包化を受け付けた時、薬剤師側としては、
● 待ち時間が長くなりそうなのは分かっている…
● これを言ったら怒られるかもしれない…
● きっと言わなくても分かってくれるだろう…
という流れになりがちで、あとから



こんなに待つなら言ってほしかった!
説明がなかった!
というクレームに繋がりがちです。
だからこそ、「忙しくなってから考える」のではなく、
- 処方箋を見た瞬間に
- 説明するかどうかを決めてしまう
ことが自分を守る意味でも大切になります。
一週間分だけ一包化して、残りは郵送対応


一包化が重なっているときは、一週間分だけ先に一包化し、残りは郵送対応にするという方法も現実的な選択肢です。
具体的には、
- まず一週間分だけ一包化を行う
- その場で服薬指導と会計まで済ませる
- 残りの日数分は、不足分の配送として後日郵送する
という流れです。
※ 薬局のルールや地域の運用によっては不可の場合もあるため、必ず事前に確認してください。
この方法を取ることで、
- その場での一包化作業時間を大きく短縮できる
- 患者さんは服薬を途切れさせずに済む
- 再来局の手間を省ける
というメリットがあります。
「今日は時間がかかりそうだ」と判断できた処方に対しては、患者さんに同意を得て、ぜひ実施してみてください。
実施時の注意点
一週間分と残りの日数分で、一包化作業・確認作業が2回発生する点に注意が必要です。
そのため、複数回の鑑査でミスを起こさないためにも、
● 処方箋コピーへの明確な記載方法を決める
● 「一週間分作成済み」「残り郵送」などのチェック項目を作る
● 鑑査のルールを事前に決めておく
といった仕組みを先に整えてから行うことをおすすめします。
なお、
を含めた業務全体の効率化については、別の記事でより詳しく整理しています。
現場で実践しやすい工夫をまとめていますので、あわせて参考にしてみてください。
▶︎[鑑査効率化の記事へ]
▶︎[服薬指導効率化の記事へ]




複数人薬剤師がいる他店舗を紹介する(大手チェーンの場合)


大規模チェーンで働いている場合は、近隣の複数人薬剤師が常駐している店舗を紹介するという選択肢もあります。
なぜなら、体制が整っている店舗の方が、結果的に患者さんにとって早く薬を受け取れるケースも多いからです。
紹介する場合には、以下の事項↓
● 紹介店舗の在庫状況
● 一包化対応が可能かどうか
● 待ち時間の目安
これらをしっかり確認し、「受け入れ可能」と明確な返答をもらってから患者さんを案内しましょう。



この確認を省くと、クレームに繋がりやすいので注意しましょう!
具体的な会話例
まず、この方法は、患者側にとって
- 別の薬局まで移動しなければならない
- その分、時間と手間がかかる
という明確なデメリットがあります。
そのため、
「こちらの店舗でも対応は可能ですが、今かなり混み合っております。
もしよろしければ、薬剤師が複数いる近隣店舗であれば、もう少し早くお渡しできる可能性があります。」
というように、選択肢として丁寧に提示することが大切です。
「向こうに行ってください」と断定的に言うのではなく、あくまで患者さんに選んでもらう形にするのがコツです。
一人薬剤師の一包化をスムーズに回すための事前準備


ここからは、一包化に備えて事前にできる対策を見ていきます。
よく一包化する薬は、あらかじめバラ品を用意しておく


一包化でよく使う薬については、PTPではなくバラ品を揃えておくこともおすすめです。
バラ品を在庫しておくことで、
- 取り出しが早い
- 指への負担が少ない
- 錠剤がはじけ飛ぶこともない
- 一包化作業を一定のリズムで進めやすい
というメリットがあります。
そのため、
● よく出る処方
● 一包化で使われることが多い薬
● 高額でない薬
については、あらかじめバラ品を揃えておくのも一つの方法です。
バラ品を揃える時は、他店舗でも在庫があるか確認しておくのもおすすめです。
そうすることで、もし使わなくなったときは分譲すれば、廃棄を減らすことができますよ。
予製(よせい)を作っておく


あらかじめ予製を作っておくのも一包化を効率よく進めるための対策になります。
予製を作る際は、患者の条件を
● 同意を得られた患者
● 既存患者
● 毎回ほぼ同じ内容の一包化が出る
などに絞ることをお勧めします。そして、
- 服薬指導時に次回の受診予定日を確認する
- その日数に合わせて、一包化を事前に準備しておく
こうすることで、来局時の一包化作業を大きく減らすことができ、一人薬剤師の負担軽減につながります。
予製の患者を選定する際は、
● 薬が削除になった場合、その一包化は再分譲できるか
● 引っ越しなどで再来局がなくなった場合の対応
● 高額薬が含まれていないか
など経営目線で考えることが必要です。
また、同意を取るときは、以下のことを事前に伝えておきましょう。
- 処方に変更があった場合は、巻き直しが必要になること
- その際は、改めて時間をいただく可能性があること
一人薬剤師が一包化で錠剤を取り出すときのコツ


ここからは、一包化のときに使える錠剤を開ける際の工夫を紹介します。
指が痛くなりにくい錠剤の開け方


錠剤を取り出すときは、PTPを図のように持つことを意識します。
- PTPを安定する向きで持つ
- 右列の錠剤は、右の親指で押し出す
- 次に左列を左の親指で押し出す
このように、左右の親指を分けて使うことで、
- 同じ指に負担が集中しにくい
- 押し出す動作が安定する
といったメリットがあります。
結果として、長時間一包化をしても指が痛くなりにくく、疲れにくい作業になります。
開けにくい錠剤を開けるコツ


PTPの中には、どうしても取り出しにくい錠剤もあります。
例えば、
- 細長い錠剤(トラムセットなど)
→ 楕円形の短い辺側を押すと、比較的スムーズに開けられます。
また、
- つぶれやすいカプセル剤(ネキシウムなど小型カプセル)
- 液状カプセルのように飛びやすいもの(エディロールなど)
- 小児防止シートが採用していあるもの
については、あらかじめ裏側を爪などで軽く穴開けしておくのがおすすめです。(細長い錠剤にも有効!)



一包化の際は、ぜひやってみてくださいね!
トリダスPROを使う


一包化で錠剤を取り出すときは、専用道具を使用するのもおすすめです。
おすすめの取り出し器は「トリダスPRO」です。
トリダスPROを使えば、小さな力で、開けにくいPTPもスムーズに取り出すことができます。
操作は簡単で、錠剤の排出口は長いロート状になっており、
- そのまま分包機のカセットに当てて、
- トリガーを引く
だけでOKです。
そのため、
- エディロールなどの飛び出しやすい薬
- 力を入れると潰れたり飛散しやすい製剤
も、ストレスなく取り出すことができます。
そこまで高価な商品ではありませんので、一包化の作業負担を少しでも減らしたい方は、検討してみる価値のある道具だと思います。
↓大同化工の公式説明YouTube
一包化で巻き直しが発生したときの対処法


気をつけていても、錠剤が飛んで巻き直しが発生することはありますよね。
ここからは、そんなときに役立つ効率的なリカバリー方法を紹介します。
巻き直しは「巻き直し」。不備を見つける作業は「鑑査」と分けて行う


まず初めに、まき直しを二重で起こさないための対策を紹介します。
それは、一包化の鑑査とまき直しはタスク分けして行うという対策がおすすめです。
- 一包化の鑑査を終えてから
- まき直し作業をする
というように見つけた瞬間にすぐ巻き直しに入らないことがポイントです。



特に一人薬剤師だと同時にやりがちですよね
そうすることで、
- 冷静に状況を把握できる
- 焦らず、落ち着いて対応できる
- 結果的にミスが減る
など「今どこまで確認したか」を落ち着いて進めていくことができます。
一包化で不備を見つけたときほど、「早く直さなきゃ」と焦りがちですが、ぜひポイントを守って作業してみてくださいね。
別の『鑑査が遅い原因と対策』記事で、鑑査に関しては重点的に紹介していますので、ぜひ合わせてご覧ください。


分包紙の破り方のコツ


特に、
● 1種類の錠剤を90日分入れ忘れた…
● 日数が多く、まとめて巻き直す必要がある…
など大量に巻き直す必要がある場合に私がやっているコツを紹介します。
それは、「分包紙を縦に持っ手ちぎっていく」という方法です。
具体的なやり方
- 分包紙を縦に持つ
- そうすると、分包紙のつなぎ目部分に錠剤が自然に集まる
- 分包紙の「上側」だけをちぎる
- そのまま分包機のカセットに入れる
- 次の分包紙も同じように、上側をちぎってカセットに入れていく
この方法を使うと、錠剤をまとめて、効率よくカセットに投入できます。



このとき、空包(空砲)は別で保管しておきましょう。
万が一、錠剤が完全に落ち切っていない可能性があるためです!
- まず一日分ずつ分包紙をちぎる
- その後、1包ずつ開けて中身を出す
というやり方は、あまりお勧めしません。
なぜならば、
● 日数が長いほど管理が煩雑になる…
● 途中で分包紙が行方不明になりやすい…
というリスクがあるからです。
特に処方日数が長い場合は、少しの不注意が大きな混乱につながりやすいです。
そのため、分包紙はできるだけくっつけたまま作業することをおすすめします。
分包機の「過去データ呼び出し」を活用する


処方内容をデータを分包機に送信できる機能がある場合は、巻き直しの際に過去データを呼び出すことで、作業時間を大きく短縮できます。
巻き直しが必要になったとき、一から手入力で修正してしまうと、
- 入力作業に時間がかかる
- その入力内容について改めて鑑査が必要になる
- 焦っている状況では入力ミスが起きやすい
というデメリットがあります。
一方、過去データを使えば、少なくとも印字内容については、一度目の鑑査をクリアしている情報です。
もちろん、巻き直し後の鑑査は必須ですが、手入力と比べるとミスのリスクは大幅に下げることができるため、おすすめです。
★基本は受信データをそのまま使う
という運用ルールを、あらかじめ決めておくのがおすすめです。
そうしておけば、巻き直しが発生した際も、
- 一回目に分包したデータを呼び出す
- そのまま再印字する
そうすることで、一回目の鑑査済みの印字を呼び出すことができます。
一包化するときに注意が必要な薬


一包化に向かない薬は、
● 添付文章
● インタビューフォーム(IF)
など確認できるもの以外にも多くあります。
ここでは、そんな一包化に向かない、または注意が必要な薬を整理します。
下剤
酸化マグネシウムなどの下剤は別包やPTPでお渡しするケースがあります。
これは常用している場合、便が緩くなるなどの副作用を考慮し、あえて一包化しないという判断をしている場合が考えられます。
痛み止め


ロキソニンなどの痛み止めも別包やPTPでお渡しするケースがあります。
これは、痛みが常にあるわけではなく、必要なときに使用する薬であれば、あえて一包化せず、頓服としての使い方のほうが適している場合があるためです。
患者さんのこだわり


患者さんのこだわりや希望によって、一包化しない薬が出てくる場合もあります。



これは別で作ってほしい。
いつもそうやって飲んでるから。
と、患者さんの独自の使い分けにより一包化の仕方を変更せざるを得ない場合があります。(医師確認済みである場合)
処方箋上は「すべて同じ包に一包化する」と読み取れる内容でも、実際には、このようなケースも少なくありません。
そのため、特に、
- 他の薬局から流れてきた患者さん
- 初めて対応する患者さん
を対応するときは、
「いつも一包化はどのようにされていますか?」
「一緒にまとめていますか、それとも分けていますか?」
と、一言確認するだけで防げるケースが多くあります。



いざ作って投薬したときに、
「いつもと違う!」
と、作り直しになる絶望感は半端じゃないですよね…
よくある質問(FAQ)


ここからは一人薬剤師での一包化でよくある質問に回答していきます。
- 一人薬剤師で一包化が重なるのは普通のことですか?
- 一人薬剤師で一包化が回らないのは、自分の段取りが悪いからでしょうか?
- 一包化で待ち時間が長くなり、クレームが出るのが怖いです。どうすればいいですか?
- 一包化を途中で間違えた場合、すぐ巻き直したほうがいいですか?
- 一包化できない薬があるのに、患者さんから求められる場合はどうすればいいですか?
- 他の薬局では一包化の仕方が違ったと言われました。どう対応すればいいですか?
- 一人薬剤師で一包化がつらい場合、転職を考えたほうがいいのでしょうか?
- 一人薬剤師で一包化を断るのは、対応が悪いと思われませんか?
- 一人薬剤師で一包化のミスが怖くて、常に緊張しています
- 一包化がある日は、他の業務が全く回りません
- 一人薬剤師で一包化が重なるのは普通のことですか?
-
一人薬剤師の現場では、
一包化・外来対応・電話・鑑査・服薬指導を同時に担うことが多く、
一包化が重なると一気に負荷が高くなるのは珍しくありません。ただし、
- 頻度が高すぎる
- 毎回時間に追われる
- 常にミスの恐怖がある
といった状態が続いている場合は、
「普通」で片づけず、
業務量や体制そのものを見直す必要があるサインでもあります。
- 一人薬剤師で一包化が回らないのは、自分の段取りが悪いからでしょうか?
-
必ずしもそうとは限りません。
一包化は単なる作業ではなく、
確認・判断・安全管理を含む工程です。
それを一人で抱えながら他業務も並行する構造自体が、
回りにくさを生みやすい環境になっています。工夫で改善できる部分もありますが、
限界を超えている場合は、
個人の段取りではなく環境要因の可能性が高くなります。
- 一包化で待ち時間が長くなり、クレームが出るのが怖いです。どうすればいいですか?
-
重要なのは、
処方箋を見た段階で、早めに説明することです。一包化があること、
確認に時間がかかることを
事実として、配慮を添えて伝えるだけで、
後からのクレームは大きく減らせます。「忙しいから言えなかった」
「怒られるのが怖かった」
という状況こそ、
後のトラブルにつながりやすいため、
先に伝える判断が自分を守ります。
- 一包化を途中で間違えた場合、すぐ巻き直したほうがいいですか?
-
おすすめしません。
鑑査中に不備を見つけた場合は、
- まず印をつける
- 鑑査を最後まで終える
- その後まとめて巻き直す
という流れのほうが、
マルチタスクにならず、ミスが起きにくくなります。鑑査と巻き直しは別の作業として分けて考えるのがポイントです。
- 一包化できない薬があるのに、患者さんから求められる場合はどうすればいいですか?
-
一包化は、
すべての薬に適しているわけではありません。吸湿性が高い薬、
カプセル剤、
安定性に問題が出る薬などは、
安全性を優先して一包化しない判断も必要です。「一包化しない=不親切」ではありません。
薬剤師として、
適切に断ることも重要な役割です。
- 他の薬局では一包化の仕方が違ったと言われました。どう対応すればいいですか?
-
他薬局から来局した患者さんでは、
処方箋上の指示と、
実際の一包化の運用が異なっているケースもあります。そのため、
- 初めて来局した患者さん
- 一包化が新たに追加された患者さん
については、
処方箋を受け取った段階で一言確認することで、
作り直しやクレームを防ぐことができます。
- 一人薬剤師で一包化がつらい場合、転職を考えたほうがいいのでしょうか?
-
すぐに転職を決める必要はありません。
大切なのは、
今の環境が本当に適切かを判断できる材料を持つことです。一包化の負担が、
- 工夫で改善できる範囲なのか
- 環境的に無理があるのか
を切り分けるために、
一度外の基準を知っておくことは、
判断のための行動です。
- 一人薬剤師で一包化を断るのは、対応が悪いと思われませんか?
-
適切な説明があれば、
対応が悪いと受け取られるケースは多くありません。一包化が難しい理由が、
- 薬の性質
- 安全性の問題
- 品質低下のリスク
であることを、
事実として伝えれば、
理解してもらえる患者さんは多いです。無理に引き受けてトラブルになる方が、
結果的に信頼を損ねてしまいます。
- 一人薬剤師で一包化のミスが怖くて、常に緊張しています
-
その感覚は自然です。
一包化は、
- 工程が多い
- 確認項目が多い
- やり直しがきかない
業務であり、
一人で担う場合は
緊張状態が続きやすい構造になっています。工夫で軽減できる部分もありますが、
恐怖感が日常化している場合は、
個人のメンタルの問題ではなく、
負荷設計の問題である可能性も考える必要があります。
- 一包化がある日は、他の業務が全く回りません
-
一包化は、
「他業務と並行できる前提」で組まれていないことが多い業務です。- 電話対応
- 在庫管理
- 投薬・服薬指導
これらを同時に求められると、
どうしてもどこかに無理が出ます。「自分が遅いから」と考える前に、
同時並行を前提にした体制になっていないか
を一度整理してみることが大切です。
まとめ
一人薬剤師での一包化は、想像以上に負荷が大きくなります。
本記事で紹介した、
これらを少しでも実施すれば、現場のしんどさはかなり楽になると思います。



ぜひ、できそうなものからやってみてくださいね!
一方で、
- 休憩に行けないほどに忙しい…
- 他の店舗と比較してもひどい…
- 上司に言っても流される…
という状態が続いている場合、それはやり方の問題ではなく、環境の前提が厳しすぎる可能性があります。
そんな方は、別の『自分のせいか、環境要因かを判断する方法』の記事もあわせてご覧ください。


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