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    薬剤師の店舗応援・ヘルプが多すぎる…「また自分?」その理由と断り方を応援経験50店舗超の私が解説

    薬剤師の店舗応援・ヘルプが多すぎる…「また自分?」その理由と断り方を解説

    ヘルプ(応援)がしんどい…

    ——と、店舗応援(ヘルプ)ばかりの毎日に、疲れていませんか?

    私も自分の店舗にいる時間より、応援先にいる時間のほうが長い時期がありました…

    本記事では、応援(ヘルプ)が多い人ほどしんどい本当の理由と、なぜいつも自分に声がかかるのかの構造、そして評価を落とさずに断る伝え方まで紹介します。

    読み終わるころには、応援に振り回されるのではなく、自分から上手に立ち回れるようになっていますよ。

    この記事の結論

    勝手が違う環境での仕事は、しんどくて当然

    ヘルプが多いのは、あなたが有能で頼みやすいから

    応援を断るときは「業務への支障」・「安全」を意識

    慢性的に応援が続く会社は、それが「正常運転」。自然には減らない


    ちなみに、これは私が転職活動をして初めて知ったのですが、応援がほとんどない働き方は、実在します

    ある程度のチェーンでも、応援を専門に回る「ラウンダー職」を別に採用し、店舗の薬剤師はほぼ応援に出ない体制の会社があるようです。

    さらに、エージェントとの最初の面談では応援の頻度はどのくらいまで大丈夫ですか?」と必ず聞かれました。

    つまり転職市場では、応援の多さは「当たり前に配慮される条件」ということですね

    今の「応援漬け」が業界の標準だと思い込む必要は、まったくありません。

    もし慢性的な応援にしんどさを感じているなら、今の職場の状況の判断だけでも相談してみるのも手です。

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    書いている人

    薬師のお悩み図書館』館長

    薬剤師歴7年目/管理薬剤師・マネージャー経験あり

    10店舗以上で勤務(応援を含めると50店舗超

    管理薬剤師の立場で1年間の育休を取得

    経験の中でつらい悩みは数知れず

    目次

    ヘルプ(応援)がしんどい…行った人にしか分からない本当の理由

    ヘルプ(応援)がしんどい本当の理由4つのインフォグラフィック

    ヘルプ(応援)がしんどい…

    そう感じる薬剤師はとても多いです。

    では、そう感じる理由は、一体どこにあるのでしょうか?

    ここでは実際の体験談を交えて紹介していきます。

    全部、応援に行った人なら分かるはず!

    ①自分の店舗の状況がわからなくなる

    応援続きで自分の店舗の状況がわからなくなる薬剤師

    応援が続くと、自分の店舗の状況が分からなくなり

    ・物の配置変わっている…
    ・ルールが変わっている…
    ・「あの時のあの患者」ってなに…

    ーーと「店の方針」にも「店舗のトピック」にもついていけなくなってしまっていることがあります。

    しかも、店舗はあなたがいない前提で、残った人数でなんとか回しています。

    みんなで工夫して穴を埋め続けた結果、いざあなたが戻っても、そこにあなたの「隙間」が残っていないことすらあるんです。

    そうした空気を感じたとき

    自分はこの店舗には、必要ないってこと…?

    と感じてしまうことすらあります。

    実際に私が感じた辛さです。
    いじめではなく、残された人たちが回さざるを得なかった結果と理解はできました。
    だから、そうなると分かっていて応援に出し続けた会社の方針に疑問を持ったのを覚えています。

    ⇧理由の一覧へ戻る

    ②応援先の「勝手」が分からない

    応援先の勝手が分からず一人で探し回る薬剤師

    同じ会社の店舗でも、中身は店ごとに違います。

    どのような分担で動くか

    その店だけのローカルルール

    分包紙などの予備用品の保管場所

    など、行くたびに覚える必要があるし、店ごとに合わせていく必要があります。

    こっちから聞かないと教えてくれない職場もありますからね…
    一日中気を張り続けることになります


    さらにきついのが、一人薬剤師の店舗に入れられるケースです。

    • 勝手がわかる人がいない
    • その日の最終判断は全て自分
    • ぺるプ用の書置きしか頼れない(ない場合もある)

    このように「慣れない環境で、一人で、ミスなく回す」状況は非常にリスクが高く、しんどくなって当然の業務負担です。

    ⇧理由の一覧へ戻る

    ③「今日、ヘルプ行ける?」——急に言われる

    朝に急なヘルプ依頼の電話を受ける薬剤師

    元々シフトに組まれている応援も、もちろんしんどいです。

    でも、いちばん堪えるのは当日の朝に来る急なヘルプ依頼です。

    上司

    今日、欠勤者が出たからヘルプ行ってくれますか?

    「行ける?」と聞かれてはいますが、実質は「行って」です。

    断る前提で聞かれていないことは、聞かれた側がいちばんよく分かっています。


    こうした状況が常態化しているなら、今の職場そのものに疑問を持ったほうがいいと思います。

    私のいた会社は、たった一人の欠勤で、あちこちから応援をかき集めないと回らない状態でした。

    そうして部の編成は1部15店舗ほどのため、1日1人は欠勤が出て毎日誰かがヘルプに活かされるような状況でした。

    そのため、私は上司に「もう少し人を入れるべきでは?リスクでは?」と提案したこともあります。

    勝手の違う店では、その店のルールに頭の一部を使いながらの調剤になり、
    マルチタスクがミスを誘発しやすくなりますしね

    返ってきたのは——これが適正人時だからの一言。

    この経験から、もうこの会社の人員に対する体制は一生変わらないなと納得しました。

    そして、「いつか自分がミスの当事者になるかも」と思い、転職活動を始めました。

    すると、私の会社は業界でも「リスクが問題」と見られていたことが分かりました(エージェントの口ぶりに「やっぱりな」と思いました)。

    そして求人票の薬剤師数と処方箋枚数を見比べると、私の店は明らかに一人分少なかったなとわかりました。

    自分の店が「普通」かどうかは、外と比べて初めて分かるということを実感した出来事でした

    この話に「うちの会社も当てはまるかも…」と少しでも感じるなら、転職活動を始める時期に来ています

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    ④ヘルプ先での閉め作業にストレス

    ヘルプ先の閉め作業が不安で帰り道に落ち着かない薬剤師

    応援先で閉め(閉局作業)を任された日は、退勤後も気持ちが落ち着かず、ストレスになります。

    ・ちゃんと閉められたかな…
    ・引継ぎ漏れてないよな…

    と不安になってしまいますよね

    自分の店舗なら、どこを確認すれば安心できるか体で分かっています。

    でも応援先は勝手が違うので、確認の勘所そのものが分かりません

    そのため

    仕事が終わっているのに、頭の中では終わっていない

    「一通りやったはず」なのに、「はず」の根拠が薄いから不安が消えない

    という状況になってしまいます。

    この感覚、応援に行ったことがある人はわかるのではないでしょうか?


    ちなみに、閉め要員としてのヘルプが常態化しているなら、それはシフト調整の不備です。

    勝手の分からない応援者に店の締めを任せ続ける——

    それを容認できてしまう会社は、リスク意識が低いのかもしれません。

    そうなら、「今の職場にい続けるリスク」を考える時期。今の職場に残るべきかよく考えてみましょう。

    ⇧理由の一覧へ戻る

    「私だけヘルプ多い気がする」⇒あなたが頼みやすくて有能だから

    自分だけヘルプが多いのは頼みやすくて有能だから

    なんだか自分だけいつも応援(ヘルプ)に出されている気がする…

    ーーそれは、あなたが指示を断らず真面目に仕事を全うしているからです。

    私が管理職でヘルプをお願いする立場だった時に感じたことがあります。それは、

    この店舗は管理薬剤師の性格がきつくて応援NGが多いな

    そもそも応援に行きたくない人も多いな

    ということです。

    つまるところ、あなたに応援の指示が多いのは、評価が低いからではなく、「頼みやすくて有能だから」だということです。

    ヘルプに出して、店を回せない人だったら頼むことはできませんしね

    だから、ヘルプが多いからと言って自分が都合よく扱われていると思う必要は全くありません。上司に頼られているだけです。


    その一方で

    こっちは応援ばかりでしんどいんだよ…
    私だって嫌な店舗にヘルプ行きたくないよ…

    と感じるのも当然のこと。

    次の章では、「頼みやすい人」だと分かっているあなただからこそ使える、評価を落とさずに応援を断る伝え方を紹介します。

    応援は断ってもいいのか?|評価を落とさない断り方を紹介

    評価を落とさない応援の断り方のインフォグラフィック

    結論から言うと、応援は断っていいです。

    しかし、「ただ行きたくなから」では話が通りません。

    ここでは、応援の打診を断るときに使える評価を落とさない断り方を紹介していきます。

    ズバリ「業務への支障」・「安全」を意識して断ろう

    業務への支障と安全を理由に応援を断る薬剤師と上司

    結論から言うと、上司に通りやすい断り方は、「行きたくない」ではなく「会社のリスク」で伝えることです。

    あなたの気持ちの問題として話すと我儘に聞こえますが、業務への支障や調剤ミスのリスクとして話せば、上司は「対処すべき問題」として受け取ります。

    • かかりつけを取っていきたいのに、応援が多すぎて声掛けできない(業務への支障)
    • 応援先の薬剤師が高圧的に感じ、調剤に集中できず過誤のリスクを感じている(安全)

    このように言われて、今後の対応を考えない管理者はいないと思います。

    もし無理に行かせてミスが起きたら、責任は行かせた側にも及ぶからです。

    私としては、このような断り方は「わがまま」ではなく、現場の問題を教えてくれる貴重な情報に感じて、むしろありがたかったです。

    例文:かかりつけを理由にした断り方

    今月はかかりつけの同意取得を進めたいのですが、応援が続くと担当患者さんへの声掛けの機会自体がなくなってしまいます。

    地域支援体制の要件にも関わるので、ヘルプの量を一度ご調整いただけないでしょうか。

    例文:人間関係を理由にした断り方

    正直にご相談なのですが、〇〇店では雰囲気的に質問がしづらく、慣れないルールの中で調剤に集中しきれない場面がありました。

    このまま続けると過誤につながりかねないと感じています。

    応援の頻度か行き先を、一度ご調整いただけないでしょうか。

    慢性的に応援が続く会社は、それが「適正人時」だと思っている

    慢性的に応援が続く会社はそれが適正人時だと思っている

    ここで、一度立ち止まって考えてほしいことがあります。

    あなたの職場の応援は、「一時的」ですか、それとも「慢性的」ですか。

    この2つは、まったく別物です。

    一時的な応援:産休や退職の穴埋め。終わりが見えている

    慢性的な応援:常に誰かがどこかに行っている。終わりが見えない

    一時的なら、我慢する意味があります。

    でも慢性的に続いているなら、それは会社にとって応援込みで回る人員数が「適正人時」だということです。

    つまり、今の慢性的なヘルプの状況は「体制の不備」を埋め続けているだけにすぎません。

    この話を聞いて

    この応援の量って、
    本当に「普通」なんだろうか…

    そう感じるのであれば、外の基準を知るタイミングです。

    私が転職活動をしたとき、エージェントとの最初の面談で「応援の頻度はどのくらいまで大丈夫ですか?」と必ず聞かれました。

    応援の頻度は、最初に配慮される条件ということですね

    今の頻度が普通なのか、他社ではどうなのか。外の基準を知るだけでも価値があります。

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    よくある質問(FAQ)

    ここからは、店舗応援・ヘルプの悩みについてよくある質問に回答していきます。

    応援を断ったら、評価が下がりませんか?

    断り方次第です。

    声をかける側にいた立場から言うと、「自店舗の業務に支障がある」「安全面に不安がある」という事実ベースの断りで評価を下げる管理職はまずいません。

    評価に響くとすれば、理由を言わずに突然断る、当日になって連絡が取れなくなるといったケースです。

    事実を伝えて断る分には、心配しなくて大丈夫です。

    応援手当が出ないのは普通ですか?

    会社によります。

    応援手当が出る会社は実在しますし、まったく出ない会社もあります。

    「うちは出ないから、どこも出ないだろう」と思い込む必要はありません。

    応援の頻度と同じで、手当の有無も会社の設計思想の違いです。

    気になるなら、エージェントとの面談で他社の状況を聞いてみるのがいちばん早いです。

    応援ばかりで、自分の店舗に居場所がない気がします

    その感覚、私も経験しました。

    自分の店舗の在庫や患者さんの変化についていけず、「自分はこの店には必要ないのかな」と思ったことがあります。

    でもそれは、あなたの価値の問題ではなく配置の問題です。

    応援に出され続けているのは「頼みやすいから」であって、「いなくてもいいから」ではありません。

    居場所がないと感じるなら、まず応援の頻度を事実ベースで見直してもらうところからです。

    応援・ヘルプが少ない職場は、どうやって探せばいいですか?

    エージェントの面談で、応援の頻度を条件として伝えるのが確実です。

    私の実体験では、最初の面談で「応援の頻度はどのくらいまで大丈夫ですか?」と向こうから聞かれました。

    求人票には書かれていない応援の実態も、エージェントは把握しています。

    「応援はほぼなし」「月1回まで」のように具体的に伝えれば、その条件で職場を探してもらえます。

    まとめ|応援のしんどさは、あなたの我慢で解決するものではない

    応援のしんどさはあなたの我慢で解決するものではない・まとめ

    ヘルプがあなたに多いのは、頼みやすくて有能だから。

    しかし、応援・ヘルプのしんどさは、あなたが我慢を増やして解決するものではありません。

    本記事で紹介した断り方を活用して、ぜひ自分の働きやすい環境を勝ち取っていってくださいね。

    もし慢性的な人員不足が問題であるならば、転職活動も同時に進めておくと、いざという時の緊急脱出装置を持っておけます。

    ヘルプをいつも頑張っている自分を、ぜひ労ってあげてくださいね!

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