
薬剤師として働き始めるけど、仕事道具って何を自分で揃えればいいの?白衣や印鑑は会社がくれる?ボールペンや電卓も、何を選べば失敗しないのか分からない…
新人から中堅まで、薬剤師の仕事道具・必需品は「誰も教えてくれないのに、現場では当たり前に使う」ものばかりです。
入職前に「何を揃えるべきか」が分からず、こんな不安を抱えていませんか。
● 会社が用意してくれる物と、自分で買う物の境目が分からない
● ボールペンや電卓は、どれを選べば現場で困らないのか不安
● 周りの同期より、ちょっと良い準備をして差をつけたい



大丈夫です。7年目の管理薬剤師として、何百人もの新人を見てきた私が「これだけは揃えておくと現場で本当にラク」という道具を、選び方ごと正直にお伝えします。
この記事は、環境に左右されず理想の働き方を実現する「生き方上手な“賢い”薬剤師」を応援するブログがお届けします。
まずはその第一歩、仕事道具から賢くそろえていきましょう。
- 会社が支給する物/自分で揃える物の切り分け
- ボールペン・シャープペン・電卓・書籍の選び方と具体名
- 印鑑・名札など、最初につまずきやすい必需品
- あると差がつく便利グッズと、揃えるものチェックリスト


先に結論|本記事で紹介するアイテム一覧


最初にここで紹介するアイテムをすべて掲載します。



ぜひ気になるものから選んでみてくださいね。
| アイテム | 揃えると差がつく!おすすめ商品 |
|---|---|
| ボールペン | ジェットストリーム 4色 0.38mm |
| 鉛筆(シャープペン) | 大人の鉛筆 |
| 電卓 | カシオ 薬剤師電卓 |
| 印鑑 | シャチハタ はんこ キャップレス |
| シャチハタ データネーム EX 15号 調剤済み印 | |
| 参考書 | 軟膏・クリーム配合変化 ハンドブック |
| 妊娠と授乳 |
白衣、名札などは、会社で用意されることがほとんど。
内定先からの案内メールや入職時の持ち物リストを確認してみましょう。
アイテム① ボールペン|処方箋・薬歴の相棒は”消えない・多色・ノック式”


薬剤師がいちばん手にする道具がボールペンです。
処方箋への記入、薬歴・調剤録のチェック、メモと、1日中使います。
だからこそ、最初の1本選びで現場の快適さが大きく変わります。
ボールペンを選ぶ時は、以下の00つを意識して選ぶことをおすすめします。
- 4色以上
- 0.5mmよりも少し細め
- 書きやすい
- フリクションじゃないもの
ジェットストリーム 4色 0.38mm
多機能ペンで迷ったら、定番のジェットストリームで間違いありません。
4色+シャープペンが1本にまとまり、これだけで記入もメモも完結します。
低粘度の油性インクで、速く書いてもかすれず、すぐ乾くのが現場向きです。
太さは0.38mm前後が使いやすく、選ぶなら替え芯が手に入りやすいメジャーな品番がおすすめ。



薬剤師をやっているとインクの減りが異常に速いので、替え芯を探しやすいのは地味に効いてきます!
アイテム② シャープペン・鉛筆|すぐ書けて、手入れがラクなものを選ぶ


鉛筆は直接書き込んではいけないものに記載するときに使用します(処方箋・調剤録など)。
シャープペン・鉛筆を選ぶ時のポイントは以下4つです。
- 取り出してすぐ使える
- 手触りでシャープペン、鉛筆とわかる
- 書きやすい
- 手入れが楽
それぞれの詳細な理由
【取り出してすぐ使える】
調剤中や監査中は一秒でも惜しい。ノックや準備に手間取らないもののがいい。
毎回胸ポケットにしまうと芯が折れるので、使う時はノックする必要があるのもめんどくさいからです。
【手触りだけでシャープペン・鉛筆と分かる】
白衣のポケットの中で、見なくても掴み分けられると地味に速いからです。
【書きやすい】
一日に何度も書くからこそ、疲れにくく、かすれず、ストレスのない書き味のものにしたいからです。
【手入れがラク】
芯詰まりやメンテに時間を取られないもの(とにかく時間が惜しい)。長く使えてコスパも良いものが欲しいからです。
そんな中で、私が一番にお勧めするアイテムはこちらです⇩⇩
大人の鉛筆
「大人の鉛筆」は、その名の通り、シャープペンのような感覚で使える鉛筆です。
芯が太めなのでスラスラと書けて、ノックの回数も少なくて済みます。



鉛筆のあの心地よい書き味はそのままに、シャープペンの手軽さを足したような一本です
薬剤師的にうれしいのが、胸ポケットに入れても芯が折れにくく、取り出してすぐ書けること。
前に挙げた「すぐ使える」「書きやすい」という条件を、きれいに満たしてくれます。
シャープペンよりも、
鉛筆のような書き心地が好き
そんな方には、この大人の鉛筆がぴったりです。
アイテム③ 電卓|日付計算があるものがおすすめ


薬剤師の仕事は、思った以上に計算の機会が多いです。
散剤の秤量、日数計算、必要シート数の計算など、検算のために電卓は欠かせません。
電卓を選ぶ際は、以下の00つを意識することがおすすめです。
- ポケットサイズ
- 日付計算があるもの
カシオ 薬剤師電卓
これは薬剤師のために作られた専用電卓で、メーカーもあのカシオがきちんと手がけています。
一番の魅力は、日付計算ができるのに、ポケットサイズであること。実は日付計算対応の電卓は大きいサイズばかりで、白衣のポケットに入る小型モデルは、ほとんど選択肢がないのが現状です。だからこそ、これはおすすめできます。
この日付計算が、地味に効きます。たとえばリフィル処方。今日の日付と処方日数を入れるだけで、次回の処方がいつになるかがすぐに分かります。手計算でうっかり間違えることもありません。
さらに薬剤師電卓ならではで、力価や腎機能の計算までこなせるのもすごいところ。値段は少し張りますが、「薬剤師に特化した一台が欲しい」という方には、これ以上ない商品です。
アイテム④ 印鑑|キャップレス+訂正印付きツインが正解


印鑑と一口に言っても、種類はさまざま。
しかも薬剤師ならではで必要になるものもあるので、意外と探すのに手間取るアイテムでもあります。
ここでは、薬剤師の必需品としておすすめの印鑑を2つ、紹介します。



おそらく多くの人が先輩薬剤師から聞いているものかもしれません。
しかし、それだけおすすめのアイテムだということです!
シャチハタ はんこ キャップレス
一番のおすすめは、シャチハタの「ハンコ キャップレス」です。
薬剤師の仕事は、書いて→押して、書いて→押しての繰り返し。
キャップ付きだと、その都度キャップを外して・つけて…という動作が挟まり、これが地味にストレスなんです。
私も最初はキャップ付きを使っていましたが、キャップレスに変えてからは、もうこれ以外は使えなくなりました。
片手でサッと押せる手軽さが、忙しい現場に本当に合います。
ちなみに、印面はフルネームのものを選ぶのがおすすめです。
姓だけの印だと、同姓の薬剤師がいる薬局では本人を特定しづらく、指導で「責任者が特定できない」と指摘されるリスクもあります。
フルネーム印なら、その心配がありません。
シャチハタ データネーム EX 15号 調剤済み印
もう一つのおすすめが、「調剤済み」の文字・自分の氏名・日付が一体になった印鑑です。
これがとにかく優秀で、本来なら「調剤済みのゴム印」「氏名印」「日付」と別々に処理していたものが、ワンプッシュで一気に完了します。
しかもキャップレス。調剤済み処方箋への押印作業が、驚くほどラクになります。
1枚あたりの手間はわずかでも、1日に何十枚と処理する薬剤師にとっては、この差が積み重なると大きな時短になります。
アイテム⑤ おすすめ書籍|添付文書の前に開く”自分の1冊”を持とう


道具と同じくらい大切なのが、自分の手元に置く参考書です。
ここでは、知識のための本ではなく、いざという時に使える確認のための参考書を紹介します。



購入したら、調剤室に置いておくと良いでしょう
- 軟膏・クリーム配合変化 ハンドブック
- 妊娠と授乳
軟膏・クリーム配合変化 ハンドブック
意外と手元にあると助かるのが、軟膏・クリーム配合変化ハンドブックです。
注射薬などで新しい混ぜ合わせに出くわしたとき、サッと確認できる一冊があると安心します。
配合変化はパターンが膨大で、すべてを暗記するのは現実的ではありません。
だからこそ、「初めての組み合わせに出会ったら、まずこれで確認する」という”辞書”を1冊持っておくと心強いです。
配合変化の情報はネットにも出ていますが、中には個人ブログなど、出典のはっきりしないものも混じっています。
患者さんの安全に直結する情報だからこそ、確実性を重視するなら、信頼できる書籍を一冊持っておいて損はありません。
妊娠と授乳
『妊娠と授乳』も、ぜひ持っておきたい一冊です。
妊娠中・授乳中の患者さんの薬について、いざ添付文書で調べても「有益性が上回る場合に投与」と書かれているだけで、結局使えるのかどうか判断できない…という経験、ありませんか。
この本は、数多くの文献をもとに「妊娠・授乳中に使えるかどうか」を表で整理してくれています。
だから、判断に迷ったときにすぐ確認でき、しかも根拠を持って答えられます。
患者さんに理由を説明するときはもちろん、医師から問い合わせがあったときにも、自信を持って対応できます。
決して安い本ではありませんが、一度買えば何年も使えますし、内容が内容だけに、自分の判断を守ってくれる一冊になります。
妊娠・授乳期の相談に関わる薬剤師なら、持っておいて損はありません。
よくある質問(新人〜中堅薬剤師の仕事道具)


- 入職前に最低限そろえるべき物は?
- ボールペンはフリクションでもいい?
- 電卓は100均のものでも大丈夫?
- 「あまり電卓」は本当に必要?
- 印鑑は自分で買う?会社が用意する?
- 白衣や靴は自分で準備するもの?
- 医薬品集は紙とアプリどっちがいい?
- 最初に読むべきおすすめ本は?
- 病院と薬局で持ち物は変わる?
- 全部そろえるといくらかかる?
- 入職前に最低限そろえるべき物は?
-
まずは油性多色ボールペン・鉛筆(シャープペン)・印鑑の3つがあれば初日は乗り切れます。
印鑑や白衣は支給の有無を確認し、足りないものだけ買い足すのが効率的です。
- ボールペンはフリクションでもいい?
-
自分用のメモなら便利ですが、処方箋や調剤録など公的な書類には使わないでください。
熱で消えるため、正式な記載には油性ボールペンを使うのが原則です。
- 電卓は100均のものでも大丈夫?
-
計算するだけなら問題ありません。
ただ、キーが小さく早打ちに弱いものも多いので、長く使うなら打ちやすい実務用を1台持っておくと快適です。
- 「あまり電卓」は本当に必要?
-
必須ではありませんが、必要シート数と端数を同時に出せるので調剤がラクになります。
計算回数が減るぶんミスも減るため、調剤量が多い職場ほど恩恵が大きいです。
- 印鑑は自分で買う?会社が用意する?
-
会社が用意してくれるケースが多いですが、職場によって異なります。
自分で買う場合は、キャップレスで訂正印付きのフルネーム印を選ぶと使いやすいです。
- 白衣や靴は自分で準備するもの?
-
白衣は貸与の職場が多い一方、靴は自前のことがほとんどです。
色や形に規定があるので、確認してからクッション性の高いスニーカーを選ぶと失敗しません。
- 医薬品集は紙とアプリどっちがいい?
-
速く調べるならアプリ、全体像を体系立てて学ぶなら紙が向いています。
新人のうちは紙の定番を1冊持ち、現場ではアプリで素早く確認する併用がおすすめです。
- 最初に読むべきおすすめ本は?
-
まずは「今日の治療薬」や「薬がみえる」のような辞書的な1冊を持つと安心です。
慣れてきたら、同効薬の比較本など考え方が学べる本に広げていきましょう。
- 病院と薬局で持ち物は変わる?
-
基本の筆記具・電卓・印鑑は共通です。
病院では点滴計算が増えるため電卓の重要度が上がり、薬局では投薬カウンターで使う静音性などが重視される傾向です。
- 全部そろえるといくらかかる?
-
ボールペン・電卓・メモ帳・小物だけなら数千円ほどで十分そろいます。
書籍を含めても、最初は1万円前後を目安に、必要なものから少しずつ揃えれば大丈夫です。
まとめ|新人〜中堅薬剤師が揃えるものチェックリスト


薬剤師の仕事道具は、現場でどれだけ効率的に役に立つか?の視点で揃えるのが失敗しないコツです。
最後に、今そろっているかをチェックしてみましょう。

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